ヒメキクガシラコウモリ

レッサー・カブトコウモリは世界最小のコウモリのひとつで、体重はわずか5～9グラム、翼を広げると192～254ミリ、体長は35～45ミリである。岩や枝をつかむのに使う丈夫な足があり、目は小さいがよく見える。他のコウモリと同様、コロニーで生活し、口の中にある特殊な丸いパッドから超音波を発するエコーロケーションによって獲物を狩る。柔らかくふわふわした毛皮の基部は薄い灰色で、背中側の毛は煙のような褐色、腹側は灰色である。耳と翼膜は薄い灰褐色である。狩りをするときは素早く機敏で、茂みや低木との接触を避けながら地面から5メートル以内を飛ぶことが多い。小カブトコウモリは小さな昆虫を食べ、そのほとんどは石や枝から採取する。好んで食べるのはハエ、蚊、蝶、蛾、クモなどである。平均寿命は3年だが、もっと長生きする個体もいる。