キクガシラコウモリ(菊頭蝙蝠)
( キクガシラコウモリ属の一種) 学名 : Rhinolophus ferrumequinum 属 : キクガシラコウモリ属
キクガシラコウモリ(菊頭蝙蝠), ( キクガシラコウモリ属の一種)
学名: Rhinolophus ferrumequinum
属: キクガシラコウモリ属
Photo By Oleksander Zakletskiy , used under CC-BY-4.0 /Cropped and compressed from original
説明
体長6.3-8.2cm。尾長2.8-4.5cm。下唇の裸出板は2つに分かれる。鼻葉を菊の花に例えたことが和名の由来とされる。
よくある質問
一般的な情報
寿命
30-31 years
食事
キクガシラコウモリ(菊頭蝙蝠) の食性は主に食虫性で、節足動物を好んで食べる。特筆すべきは蛾を主食とすることで、鱗翅目(りんしもく)の蛾を好む傾向が顕著である。
外観
キクガシラコウモリ(菊頭蝙蝠) は小型から中型のコウモリで、毛が密生している。体色は栗色から暗褐色で、裏側は明るい。最も特徴的なのは、エコーロケーションに使われる馬蹄形の鼻葉である。雌雄ともによく似ているが、雌の方がわずかに大きい。成体のコウモリは長い翅を持ち、尾は大腿骨間膜に包まれている。幅広い耳は離れて丸みを帯びている。
行動
夜行性で、昼間は洞窟や民家等で休む。繁殖期を除いて雌雄別々の群れを形成し生活する。冬季になると洞窟等で冬眠する。 食性は動物食で、コガネムシ・カゲロウなどの昆虫類を食べる。森林等を低速で飛行しながら獲物を捕食し、時には樹上や地表にいる獲物も捕食する。 繁殖形態は胎生。1回に1頭の幼獣を産む。母親は、幼獣が口で擬乳頭を咥え後肢で母親に抱きついた状態のまま飛翔することが多い。メスは多くの個体が生後3年で性成熟する。20年以上生きた例もある。
個体数
Decreasing
Photo By Oleksander Zakletskiy , used under CC-BY-4.0 /Cropped and compressed from original