タイセイヨウセミクジラ(大西洋背美鯨)
( セミクジラ属の一種) 学名 : Eubalaena glacialis 属 : セミクジラ属
タイセイヨウセミクジラ(大西洋背美鯨), ( セミクジラ属の一種)
学名: Eubalaena glacialis
属: セミクジラ属
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説明
体長は13~18m、ずんぐりとしている。体に対して頭部が大きく、体長の4分の1ほどにもなる。下あごは大きく口は湾曲してアーチ型を描いている。若いうちは青みがかった色をしているが徐々に全身が黒っぽくなる。あごや腹部に不定形の白斑がある。背びれや腹の溝(畝)はない。頭部などには、皮膚が硬くこぶ状になったカラシティがしばしば見られる。噴気孔は2つある。 セミクジラ科の特徴として、ヒゲクジラの中でも非常に長いクジラヒゲを有する。
一般的な情報
寿命
70-100 years
食事
タイセイヨウセミクジラ(大西洋背美鯨) は主にフィルターフィーダーで、大量の動物プランクトンを主食としている。特にカイアシ類とオキアミを好み、1日に推定1.3トンのこれらの小さな生物を消費する。
外観
タイセイヨウセミクジラ(大西洋背美鯨) は丸々とした体型をした大型の水棲哺乳類で、体長は18メートルにもなる。皮膚は黒に近い暗灰色で、非常に厚くざらざらしている。特筆すべきは、いくつかの種で見られる背びれの代わりに、三角形の背こぶがあることだ。タイセイヨウセミクジラ(大西洋背美鯨) 頭部は巨大で、皮膚のざらざらした斑点である角質があり、しばしば白いクジラジラミがいる。フリッパーは幅が広く、パドルのようである。オスとメスはよく似ており、大きさが唯一の特徴である。
行動
タイセイヨウセミクジラ(大西洋背美鯨) は回遊性の種で、母性との結びつきが強く、1頭の子クジラを大切に育てる。この種はヒゲクジラで、主に小さなオキアミを濾過摂食する。タイセイヨウセミクジラ(大西洋背美鯨) 、「スキムフィーディング」と呼ばれる採餌行動をとるが、これは数少ないクジラ種にしか見られないユニークな行動である。繁殖期と出産期以外は単独で行動し、その発声はコミュニケーションとエコロケーションを目的としている。
個体数
Decreasing